目次
自動車産業革命が自動車産業の危機を招く
そんな中、日本のトヨタは…
2019年2月、トヨタの副社長、友山氏がコネクテッドMaaS戦略について解説。Youtubeでも動画が上がっているので是非検索してご覧いただきたい。
自動車の自動運転にはレベルがあり、現在はレベル2の次元だ。これがレベル4になると、エリア限定ではあるが完全自動運転が可能。レベル5で日本全域で自動運転というわけだ。
現在の技術を駆使し、未来を見ているトヨタでさえ、レベル4が何年後に可能になるのか見当がつかないようだ。
しかしトヨタはレベル4を計画している。
トヨタは独自にレベル2、3の車両にADKを搭載することでレベル4のMaaS車両になるというのだ。
e-Palette で検索してみてほしい。
近未来的な自動運転の車両が動く動画が見れるはずだ。
多目的近距離輸送のe-Palette
東京オリンピックの選手村で10数台導入するとのことだ。この時は一応オペレーターがつく模様。
このe-Paletteには 大型、中型、小型EVの3コンセプトがあり、将来の物流を劇的に変えることになりそうだ。
ユーザーは自宅でスマホやパソコンでカーシェアライドの予約をする。しばらくして自動運転の車が到着。目的地へ向かうものや、飲食店、靴屋、服屋などがあり、試着をして気に入ったらそのまま車から降りる。端末へ試着した服などの清算終了の連絡が来る。このような未来がもうすぐそこまで来ているのだ。
宅配への影響は?
ポイントは、荷物の積み込み時、取り出し時、家庭への訪問時である。
若者が、荷物の受け取りにカーストップまで行き。顔認証で荷物を受け取る。これは実現しそうだ。しかし老人が相手の場合はどうやって荷物を玄関まで運ぶのだろうか。老人用のドローンが搭載されて玄関前で待機する。そのようなサービスはまだだいぶ先になるように思う。
まとめ
荷物の増加率とe-Paletteのような自動運転車両の市場投入率によって、宅配ドライバーの仕事や案件数は減少。
車両価格、5Gインフラ、車両生産力、自動運転技術レベル4への対応速度、法規制が複雑に絡み合う。
しかしドローン配送も楽天で始まっているし、そう遠くない未来にドライバーのいらない時代が来るかもしれない。
10年先はまだドライバー需要がありそうだが、20年先はわからないといったところである。
これからの時代は劇的にAIや5Gなどの通信革命によって加速度的に人間の仕事がなくなっていく。一つの仕事に集中する時代から、複数の仕事を分散する時代になるのかもしれない。